前回の写真の中にカメラが入っているケースの上にちょっと変わった形のものが映っていますが、これは口の中を撮影するときに使用するミラーの保温器です。これを使い始めて５年になります。
それまではミラーを暖めるためにはラバーボールにお湯を入れて使っていました。
撮影の度のお湯の準備、湯滴がぼたぼた落ちる、時にはラバーボールをひっくり返す・・等の不都合な点があり、何かいいものはないか・・とインターネットで探しました。小型温蔵器、車用の簡易保温器・・等がみつかりましたがどれも使い物にはなりそうもなく、あきらめかけたときに出てきたのがこれの原型「KEEPIT」でした。
これは美容院で化粧品を暖めたり冷やしたりする目的で作られた商品のようなのです。
製造元の生田産業は他に病院や保育園でほ乳瓶を保温しておくための器械を作ったりしている「保温、保冷」を得意とする会社でしかも私の診療室から車で１時間はかからない場所にあったのです。
バーゲンで売っていた製品があったので試しに買ってみました。
「使える！」という感じでしたが、温度が高すぎる、保冷機能はいらない・・ので会社に電話し改造を打診しましたら社長さんがとんできてくれました。
それから何回かの試行錯誤の上できたのがこの製品です。温度は摂氏５０度に設定して頂きました。
これでもミラーを直接入れると熱いので図のように布の袋に入れてあります。
「ミラーを立てておきたい・・」という私の希望でできたのがもう一つの図の「スタンド」です。
価格も本体￥8610　スタンド￥4725と破格に安いのです。とにかく便利です。まだお湯をお使いの方は是非お試し下さい。
友人がソウルに行って歯科医院を見学したらこれがあったんだそうです。
東京の金子先生のホームページからたどって日本へ発注したとのこと。国際的な製品になってしまいました。